ええよりの地域を元気にする見学会①
9月28日にええよりで、「地域を元気にする事業の見学会」を開催しました。
今回は、地域の課題を解決をビジネスの手法で解決する「コミュニティビジネス」に取り組んでおられる団体をめぐりました。
1つ目は、永源寺の箕川町で活動している「クミノ工房」を訪れました。
永源寺の木を使いながら、積み木を作っておられます。積み木は、丸や三角といったような形があるのではなく、一つの形を組み合わせて、想像力を高めてもらえるようなものを作成されています。
その形は、日本の昔からある大工の技法をヒントに独自で開発されました。「組木」の技法です。
日本は、木の文化であり、盛んに様々なものに木を使ってこられました。その中で、一番大きいものは建築物です。その技法は、建築物に使われているものであり、釘を使わず、木と木をつなぎ合わせる伝統的な技法です。
そんな日本の文化を大切にすることや、それを伝えるためにもこの積み木を作られました。そして、最近使われにくくなっている永源寺の木を利用することも目的の一つです。
そんなクミノ工房さんは、現在滋賀県でエコな商品を開発された団体に送られる「買うエコ大賞」(URL:http://kaueco.net/)にノミネートされています。
現在注目が集まってきている「クミノ工房」さんの積み木「KUMINO」。これからさまざまな所で見られると思います。
次に訪れたのは、愛東にある「あいとうふくしモール」。ここで、愛東を中心とした地元産の野菜を使ったランチを行っている「野菜花」で昼食を食べました。
そして、第2の見学地である「あいとうふくしモール運営委員会」で行っている「ほんなら堂」の事業です。
この「ほんなら堂」は、地域のちょっとした困りごとを解決するための仕組みです。愛東地域は、高齢者の方が多く住んでおられます。
その方々が、安心して暮らしていけるように地域の中で、助け合う仕組みを考えました。サービスを受ける側は、ただではなく、30分500円という対価を支払います。
そして、ほんならサポーターさんが、サービス受給者の元へいき、病院への送迎や家の草むしりなどを行うという仕組みです。
地域の困りごとを地域の中で助け合う仕組みなので、みなさんの善意によって支えられている取り組みだと感じました。
人が温かい地域をつくるためにも必要な事業だと思います。
現在、サポーターさんが不足しています。少し手の空いた時間に地域の活動に参加してみたいと思われる方は、ぜひご参加ください。
養成講座も開催されます!
日時は、2016年10月8日(土)、10月11日(火)、10月18日(火)、10月23日(日)各回ともに13:00~16:00
場所は、あいとうふくしモール ほんなら屋です。
詳しくは、あいとうふくしモール運営委員会(担当:丸山)TEL:0749-46-2170までお問い合わせください。
続きは、後日UPします。