独特の文化や歴史を育んできた奥永源寺の新しい挑戦
奥永源寺は、東近江市の東側に位置します。山々に囲まれ、琵琶湖に流れる「愛知川」の源泉にあたるこの地は、独特の文化や歴史を育んできました。「木地師」に発祥の地であり、幻のお茶といわれる「政所茶」の生産地でもあり、奥永源寺の暮らしと共に、様々なことが生まれてきた地です。現在、これまで積み重ねてこられた生活の営みを活かしつつ、それを新しい形へと変化させようとがんばる人達がいます。これらの挑戦は、新たな風をこの地に吹き込む風となりつつあります。
そんな挑戦と共に、これからの時代にこそ大切な知恵がつまった奥永源寺の暮らしを感じていただけたらと思います。
スタート
東近江市箕川町で、地元木材を使った木の玩具「KUMINO」を制作・販売をしています。子どもの頃から、木材のぬくもりや感触、においなど五感に働きかけるような玩具をつくりたいと開発されました。箕川町は、森林に囲まれ、集落には、大きな川が流れる、自然豊かな場所。そこでの環境や暮らしと共にできた「KUMINO」。ぜひ、箕川の自然を体感し、そこらから生み出された「KUMINO」を感じてください。
東近江市の一番東側、「奥永源寺・君ヶ畑町」を拠点に、市の花である「ムラサキ」を活用した化粧品「Murasaki.no」を開発、販売を行っています。山々に囲まれた自然豊かな地域で、林業やお茶の栽培を行いながら、生計を立てていた地域です。木地師発祥の地でもあり、まちの中心には、木地師の祖である「惟喬親王」を祀る神社があり、地域の中で、大切に守られています。そんな地域を巡りながら、この地が大切にしてきた自然と共に生きる暮らしを体感できます。
「奥永源寺・政所町」。昔から、お茶の栽培が有名で、豊臣秀吉も愛したといわれている幻のお茶「政所茶」の栽培地です。この地は、水源も近く、豊かな自然に恵まれた土地で育まれたお茶は、この地の力強さを感じる風味です。茶畑が織りなす地域の風景と共に、この土地が守りつないできた暮らしを感じていただけたらと思います。